リクガメ新顔、四国初展示 松野・おさかな館
ようこそ、世界一美しいカメ―。愛媛県松野町延野々の「虹の森公園おさかな館」に21日、リクガメ科のホウシャガメ3匹がやって来た。22日からの一般公開を前に、津村英志館長は「四国初の展示。生息数が少なく貴重なカメなので、ぜひ見に来てほしい」とPRしている。
アフリカ・マダガスカル南部の固有種で、甲羅にある放射線状の筋模様が名前の由来。ドーム状に盛り上がった形状も特徴的で、世界で最も美しいリクガメといわれている。寿命は100~150年で、ニンジンや小松菜などを好む。
繁殖を目的に横浜市立野毛山動物園から譲り受けた3匹は、体重約2~5キロ、体長約24~30センチ。年齢は不明で、性別は今後の行動を見て判断する。空路で松山に入り、その後陸路でおさかな館に到着。長旅の疲れを感じさせず、飼育場に放されると、のびのびと動き回っていた。